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お宅の換気扇はインテリアになっていませんか?
計画換気の設計、施工する立場から言うと、住宅の気密性能は高ければ高いほど室内の空気を計画通り(換気計画)に流すことができます。
次世代省エネ基準のレベルでは単位隙間相当面積は2.0cm2/m2以下を義務としていますが換気の流れを計画通りに行うためには0.7cm2/m2以下の気密性能が必要とされます。
悪くても最低ラインは1.0cm2/m2以下を目標にしたいものです。



その理由は第三種換気システムを前提にすると換気ファンでつくる圧力(内外差圧)が1.0mmAqあると外の風の圧力を上回り風の影響を受けなくなります。

その内外差圧1.0mmAqをつくるために必要な気密性能が0.7cm2/m2なのです。低気密住宅である隙間が多い住宅ではこの圧力が確保できないため計算上では計画されているが実際は無計画の換気計画となっているのが現状が多くあります。



内外差圧1.0mmAqが確保できないとどうなるか?
2Fの給気口(外気を取り入れる所)からは外気を取り入れることができなく、排気する役目を果たす排気口となっているのです。温度が低ければ低いほど、冷たい空気は下から入り、暖められた空気は上の方から逃げようとします。住宅の気密性能が低いとこの影響をなくすることができないのです。



実際にあったクレームですが気密性能が1.7cm2/m2の住宅でしたが北国特有の通気層から給気する方法を取ったところ、給気されないで排気口になってしまっために室内の暖められた空気が通気層内に入り窯業系外壁材内及び軒天に結露を起こし、凍害を起こした実例があります。

住宅の気密性能が2.0cm2/m2程度ではこの影響をなくすることはできないのです。
せっかく換気計画で家全体の給気口から新鮮な外気を取り入れようとしているのですから・・・その気密性能の担保数値は1.0cm2/m2以下はほしいものです。

結露防止によくある改善案に「換気をすればいい・・!」ということが言われます。しかし、気密性能が悪い住宅の場合は一般的な30m2/h前後の換気扇では給気されないので効果がないのです。(そんなことなないだろう・・と思った方は自宅の2Fの給気口から外気が入ってくるか煙草の煙か、線香の煙で確かかめてみることです。)

このように気密性能が低い住宅の場合は換気経路や換気量が確保されないばかりかクレームが多く発生しています。空気の流れやきれいさは目に見えないため、換気されているか全然わかりません。

最近は換気の流量測定や炭酸ガスの濃度測定から換気回数の確認をする施工業者が増えてきました。換気扇本体の排気能力の問題もありますが、新築を依頼する会社選びには計画換気の給排気の実測をするのか確認してみることです。

実測する会社であれば・・・気密性能が1.0cm2/m2以下の施工がされていることがわかります。

若し、2Fから給気されていない場合はシステムは換気インテイリア?・・・としての換気システムだということになります。
2008/04/23現在の記事です。
記事提供: 俺の家は高性能! 昆 寛
著作権・免責について
関連記事:設備 / 結露
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