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ホンネベースの住宅寿命って、どの程度?
政府がすすめる200年住宅についての制度改正への動きや、住宅の長寿命化による住宅のもたらす環境負荷のカイゼンは、ブームを超えて社会的に要請されるべき重要な課題になりつつあることは、読者のみなさまにとっても異論はないと思います。

では、実際にお住まいの方々のホンネの住宅寿命って、どのくらい?

という、住んでいる方々のほんとうのところの意識は、意外に見えてこないものですね。
ホンネのところはなかなか見えないものですが、このホンネ部分に切り込んだデータがありました。日経BP社「日経ホームビルダー」では、3年以内に戸建て注文住宅を新築した
全国の男女300人からアンケートの回答を得たそうです。

その答えで、もっとも多かったのが「30年」。以下、50年、40年と続き、約半数が30年以下と考えていたそうなのです。

「そう思う理由」は、50年、40年などと比較的長い寿命を記入した建て主の回答から「希望的観測」のニュアンスが。。。逆に20年、10年などと書いた建て主の回答には、割り切りを含めた現実的な理由が並んでいる印象とのことです。

つまり、基礎や構造、断熱などにしっかりした耐久性があれば住宅設備機器の更新などで住宅そのものの価値を長く持たせることは、現在の技術でも十分に可能なことなのですが、お住まいの方々のホンネのところは、「住宅ローンの支払いが終わったら、間違いなく家族構成も変わっているなかで、家を長持ちさせる気力も残っていない・・・」というのが本当のところなのかもしれません。

であれば、いろいろな対策を施して住宅の長寿命化を図ったところで、将来への不安が見え隠れする市場で「長寿命=高価格」な住宅を受け入れることは、実際のところかなり困難、ということになってしまいます。

いままでがそうだから、そんなもんだろう? と消極的に考えること、現在は長寿命化の対策が進んでいるから、この家に永きにわたり快適に過ごせる、という希望的観測を、現実にすべく考えていくこと。

この考えは、これから家を建てる方々の将来への価値観に基づくことだけにどちらの考え方がよい、と、いちがいに言い切ることはできません。

しかし、住宅の建築〜解体にかかる環境負荷を考えると、できるだけ長い期間にわたって、住宅性能や安全性、快適性能を維持していたほうがよい、と、生活者としての私は考えています。
2008/04/23現在の記事です。
記事提供: 家づくりの“プラス”ワンポイント 株式会社武海建設 早坂淳一
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